以前にも述べたように親族からの借り入れというのは、
贈与に該当するケースが多いです。
つまり、正式な書類を作っていなかったりだとか
金利が一般的に見て極めて低い場合には、贈与だと
考えられてしまうのです。
では、家族であっても、贈与とみなされないためには、
どのような手続きをすればよいのでしょうか。
まず結論から言ってしまうと、書類をきちんと作ることが
何よりも重要になってくると思います。
つまり、借用書などをきちんと作成し、保存しておくのです。
書類を作成したとはその書類の内容に従って
きちんと返済していく必要があります。
また、返済方法については、手渡しなどでは証拠が残りにくい
という問題があるので、銀行口座を利用して相手に振り込み
きちんと記録を残すようにすべきだと思います。
このようにきちんとした契約書交わし、かつ契約書内容が
金利などの部分で一般的であれば、贈与だとは考えられません。
きちんと形式面を整えておくことによって、相続の時などに
主張することができるようになりますので、覚えておきましょう。